「広告費は使われているのに、成果につながらないクリックが多い気がする」「クリック数は増えているのに、問い合わせにはつながらない」——リスティング広告を運用していると、こうした違和感を持つ場面があります。その原因の一つが「除外キーワード」の未設定です。
結論として、除外キーワードとは**「この検索語句には広告を表示させない」と指定する設定**であり、無駄な広告費を防ぐために欠かせない基本機能です。この記事では、除外キーワードの考え方と設定の進め方を、具体例を交えて解説します。
結論:検索語句レポートを見て「関係のない言葉」を除外する
除外キーワードを設定する基本的な流れは、次の3ステップです。
管理画面で「検索語句レポート」を確認する 実際にどんな言葉で検索され、広告が表示・クリックされたかを確認できます。配信開始から1〜2週間分のデータが溜まったタイミングで、まず一度確認する習慣をつけましょう。
自社の商品・サービスと関係のない語句を洗い出す 例えば「税理士 求人」で広告が表示されている場合、求職者向けの語句のため成果にはつながりにくいと判断できます。
該当する語句を除外キーワードとして登録する 以降、その語句での広告表示を防ぐことができます。登録は管理画面上で数クリックで完了します。
除外キーワードを設定すべき代表的なケース
求人・転職に関する語句(例:「税理士 求人」「美容室 求人」など。自社の採用担当者以外は成果につながりにくい)
「無料」「やり方」など情報収集目的が強い語句(商材によっては成果につながりにくい。ただし業種によっては有効な場合もあるため一律で判断しないことが大切です)
競合他社名や、自社と関連のないブランド名
すでに終了したキャンペーンやサービスに関する語句(例:期間限定キャンペーンの名称が終了後も検索され続けるケース)
自社の対応エリア外の地域名を含む語句(例:東京のみ対応の店舗に「大阪」を含む検索語句で広告が表示されているケース)
具体例:整体院の場合
地域密着型の整体院が「腰痛 整体」というキーワードで広告を出している場合、検索語句レポートを確認すると、次のような語句が混ざっていることがあります。
「腰痛 整体 求人」(求職者による検索。除外対象)
「腰痛 ストレッチ 自分で」(自分で対処したい人による検索。成果につながりにくいため除外を検討)
「腰痛 整体 ○○市」(対応エリア外の地域名を含む場合は除外を検討)
このように、検索語句レポートを定期的に確認することで、想定していなかった無駄なクリックの傾向が見えてきます。
除外キーワードのよくある誤解
「除外キーワードを増やせば増やすほど良い」というわけではありません。過剰に除外しすぎると、本来成果につながる可能性のある検索語句まで排除してしまい、表示機会そのものを狭めてしまうことがあります。定期的に検索語句レポートを見返し、少しずつ調整していくのが安全な進め方です。特に配信開始直後は、成果データが少ない中で判断することになるため、明らかに関係のない語句から優先的に除外していくのがおすすめです。
除外キーワードの設定単位
除外キーワードは、広告グループ単位・キャンペーン単位・アカウント全体単位のいずれかで設定できます。特定の商品ラインだけで除外したい語句がある場合は広告グループ単位、事業全体で共通して避けたい語句(例:「求人」など)がある場合はアカウント単位で設定すると管理がしやすくなります。
まとめ
除外キーワードは、広告費を無駄にしないための基本的かつ効果の高い設定です。検索語句レポートを定期的に確認し、成果につながらない語句を見極めて除外していくことで、限られた予算をより成果につながりやすいクリックに集中させることができます。
「検索語句レポートの見方が分からない」「どこまで除外すべきか判断に迷う」という方は、無料相談でアカウントを一緒に確認することも可能です。
