バナー広告のサイズ・種類|初めての入稿で迷わないために

「バナー広告を出すことになったけど、サイズがたくさんありすぎて何を用意すればいいか分からない」 「デザイナーに発注したいけど、どのサイズを何枚頼めばいいのか自信がない」

ディスプレイ広告やSNS広告を初めて出稿する際、多くの担当者がまずここでつまずきます。Google広告だけでも20種類以上、Yahoo!広告でも15種類以上のバナーサイズが存在し、さらにMeta広告(Facebook・Instagram)やLINE広告では独自の規格があるため、「結局どれを作ればいいのか」が分かりにくいのは無理もありません。

結論として、最初にすべてのサイズを揃える必要はありません。主要媒体に共通する「汎用サイズ」を数種類押さえておけば、配信面の大部分をカバーできます。この記事では、初めてバナー広告を入稿する方向けに、媒体別の基本サイズと選び方、そして入稿時によくあるつまずきポイントを整理します。

目次

そもそもバナー広告とは

バナー広告とは、ウェブサイトやアプリの広告枠に表示される画像形式の広告のことです。Googleディスプレイ広告(GDN)やYahoo!ディスプレイ広告(YDA)、Meta広告、LINE広告など、多くの媒体で使われる基本的な広告フォーマットで、テキスト広告よりも視覚的な訴求力が高く、動画広告よりも制作コストを抑えられるという中間的な立ち位置にあります。テキスト広告・動画広告との違いについては、[「動画広告はなぜ効果的?」の記事]でも詳しく比較しています。

バナー広告には大きく分けて2つの入稿形式があります。

  • イメージ広告(固定サイズ画像広告):あらかじめデザインした1枚の画像をそのまま入稿する形式
  • レスポンシブディスプレイ広告(RDA):画像・見出し・説明文などの素材(アセット)を個別に入稿し、配信先の広告枠に応じてAIが自動で組み合わせを最適化する形式

<cite index=”6-1″>2026年のGDNでは、レスポンシブディスプレイ広告(RDA)が標準フォーマットとなっており、アップロードした画像・見出し・説明文をGoogleのAIが自動で組み合わせて最適な広告を生成する</cite>仕組みが主流になりつつあります。ただし、固定サイズのイメージ広告にもブランドイメージを統一しやすいという利点があるため、目的に応じて使い分けることが大切です。

【媒体別】最低限押さえておきたいバナーサイズ一覧

Google広告(GDN)・LINEヤフー広告(YDA)で共通して使える汎用サイズ

まず作るべきなのは、Google・Yahoo!両方に対応できる汎用性の高いサイズです。<cite index=”7-1″>GDNとYDAの両方で配信可能な汎用性の高いサイズは300×250や320×50、160×600などで、これらを用意しておけば1つの制作物で両媒体へ入稿できます</cite>。

サイズ(px)通称・用途主な表示デバイス
300×250レクタングル(大)PC・スマホ両方
728×90ビッグバナーPC
160×600ワイドスカイスクレイパーPC
320×50スマホバナー(小)スマホ
320×100スマホバナー(大)スマホ
300×600大型レクタングルPC
336×280大型レクタングル(横長)PC・スマホ

<cite index=”7-1″>これらのサイズでGDNの配信面の95%に対応できる</cite>とされており、<cite index=”8-1″>固定サイズの画像バナーを入稿する場合は「300×250」「728×90」「160×600」「320×50」「300×600」の5つを用意することで、多くの掲載面への配信が期待できます</cite>。まずはこの数種類の制作から着手するのが現実的です。

なお、<cite index=”6-1″>モバイルファーストで考える場合は320×50と320×100を優先的に制作し、PC向けには300×250と728×90を用意するのが基本戦略</cite>になります。自社の主要ターゲットがスマホ利用中心なのか、PC利用が多いBtoB商材なのかによって、優先順位を調整しましょう。

レスポンシブディスプレイ広告(RDA)用の画像サイズ

RDAで入稿する場合は、固定サイズのバナーではなく「横長」「スクエア」の2種類のアスペクト比を意識した画像を用意します。<cite index=”7-1″>横長は1200×628、スクエアは300×300もしくは1200×1200に合わせて画像を制作すれば、そのままGDNの規定もクリアでき、YDAとの併用もスムーズ</cite>になります。

LINE広告

<cite index=”21-1″>LINE広告で利用できるバナーサイズは多くありますが、汎用的に活用可能な1,200×628(16:9)と1,080×1,080(1:1)の2種類のサイズを用意するだけで、すべてのフォーマットに対応可能</cite>です。まずはこの2サイズから始めるとよいでしょう。<cite index=”16-1″>LINEの配信面はトークリスト・LINE NEWS・LINE VOOM・ウォレットなど15種類以上に拡大しており</cite>、配信面によって画像の切り取られ方(トリミング)が変わる点には注意が必要です。

Meta広告(Facebook・Instagram)

<cite index=”18-1″>Meta広告の主力サイズは4:5(1,080×1,350px)、9:16(1,080×1,920px)、1:1(1,080×1,080px)、リンク広告向けの1.91:1(1,200×628px)の4つです</cite>。<cite index=”18-1″>フィードは4:5、ストーリーズ・リールは9:16、右側枠・Audience Networkは1:1が基準</cite>となるため、配信したい面に応じてアスペクト比を選びます。SNS広告のプラットフォーム別の違いについては、[「SNS広告プラットフォーム比較」の記事]も参考にしてください。

主要サイズ早見表(まとめ)

媒体最優先で作るべきサイズ備考
GDN/YDA(イメージ広告)300×250/320×50/728×90この3つでモバイル・PC双方をカバー
GDN(RDA)横長1200×628/スクエア1200×1200画像・見出し・説明文を個別入稿
LINE広告1200×628(16:9)/1080×1080(1:1)この2種でほぼ全配信面に対応
Meta広告1080×1350(4:5)/1080×1080(1:1)フィード中心ならまずこの2つ

初めての入稿で失敗しやすい4つのポイント

失敗パターン1:ファイル容量オーバーで審査に通らない

サイズ(ピクセル数)は合っていても、ファイル容量の上限を超えて入稿エラーになるケースは非常に多いです。<cite index=”18-1″>Meta広告では画像はJPG・PNGで30MBまで、動画はMP4・MOVで4GBまでが目安</cite>とされていますが、媒体ごとに上限は異なるため、入稿前に必ず該当媒体の最新規定を確認しましょう。

失敗パターン2:バナー内のテキスト量が多すぎて視認性が下がる

<cite index=”15-1″>Meta広告では画像や動画内のテキスト量に厳密な上限はありません</cite>が、<cite index=”15-1″>テキスト量が多すぎると視認性が下がり、内容が伝わりにくくなるため、バナー内のテキストは要点に絞り、補足情報は広告文で補う設計が現実的</cite>です。「たくさん情報を詰め込みたい」という気持ちは分かりますが、1つのバナーで伝えるメッセージは1つに絞るのが鉄則です。

失敗パターン3:1枚の画像を全配信面に使い回して表示が崩れる

Meta広告のように<cite index=”18-1″>1つの広告セットから複数の配信面(Facebook・Instagram・Messenger・Audience Network)に同時配信される</cite>媒体では、1枚の画像を全ての面で使い回すと、意図しないトリミングで訴求ポイント(商品やロゴなど)が切れてしまうことがあります。LINE広告でも<cite index=”16-1″>規定内でも推奨サイズから外れると画像が自動トリミングされ、訴求ポイントが切れてしまうケースがある</cite>ため、配信面ごとにアスペクト比を合わせた画像を用意するのが安全です。

失敗パターン4:媒体ごとの規定を毎回イチから確認して時間がかかる

バナーサイズや入稿規定は媒体ごとに細かく異なる上、頻繁に更新されます。毎回一から確認していると制作リソースを圧迫してしまうため、社内で「媒体別サイズ早見表」を1枚にまとめておき、更新があった際に随時修正していく運用にすると効率的です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 最初は何サイズ作れば配信を始められますか? GDN・YDAであれば「300×250」「320×50」「728×90」の3サイズ、SNS広告であれば「1:1(正方形)」の1サイズがあれば最低限の配信は可能です。ただし配信面を広げてリーチを最大化したい場合は、本記事の早見表にある汎用サイズを揃えることをおすすめします。

Q2. 透過PNGは使えますか? <cite index=”8-1″>LINEヤフー ディスプレイ広告(運用型)では透過PNG画像の入稿が可能</cite>とされていますが、媒体やフォーマットによって対応が異なる場合があります。事前に入稿予定の媒体・フォーマットの規定を確認しましょう。

Q3. デザイナーに外注する場合、何を伝えればいいですか? 「配信媒体」「配信面(フィード/ストーリーズなど)」「サイズ・アスペクト比」「ファイル形式・容量の上限」「訴求したい商品・メッセージ」の5点を事前に共有すると、手戻りの少ない制作が可能になります。<cite index=”15-1″>配信面、サイズ、アスペクト比などの前提条件を事前に共有することが重要で、これらが曖昧なまま依頼すると修正や手戻りが増えやすくなる</cite>ため、発注前のすり合わせを丁寧に行いましょう。

Q4. 配信後にサイズや内容を変更することはできますか? はい、多くの媒体で配信中の差し替えが可能です。<cite index=”15-1″>配信結果を見ながらサイズ調整や構成の微修正を行うケースも一般的で、配信後の修正を前提に調整しやすい構成で制作しておくことが重要</cite>です。最初から完璧を目指すより、配信データを見ながら改善していく前提で進めるとよいでしょう。

まとめ:まずは汎用サイズから、段階的に広げていく

バナー広告のサイズは媒体ごとに数十種類存在しますが、初めての入稿では以下の考え方で十分です。

  • GDN・YDAは「300×250」「320×50」「728×90」を優先
  • LINE広告は「1200×628」「1080×1080」の2種で大半をカバー
  • Meta広告は配信面に応じて「4:5」「1:1」「9:16」を使い分け
  • ファイル容量・テキスト量・トリミングの3点は入稿前に必ずチェック

すべてのサイズを一度に揃えようとせず、まずは汎用サイズで配信を始め、成果を見ながら配信面を広げていくのが、無理なく運用を軌道に乗せるコツです。

「自社の場合、どのサイズ・何パターンのバナーを用意すればいいか分からない」「制作から入稿、審査対応まで任せたい」という方は、無料相談で現状のご要望をお聞かせください。媒体・目的に応じた最適なバナー構成をご提案します。

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